ブラック企業に就職した事が過去に有ります。
就職してしまった背景には就職を焦った事と就職活動に時間を掛けなかったことが原因です。
ブラック企業に入社した事を悔やむ人ほど、就職活動で企業を調べるのには時間を掛けません。
また、入社してしまっても退職をなかなかしません。
企業側が退職されないように圧力を掛けるのもあります。
しかし、本人に退職後の職探しが面倒(あるいは自信が無い)と言う考えがあると思います。
就職してしまったら大変なブラック企業を避ける事は難しいのでしょうか。
職探しで外れを引かない方法を書いています。
ブラック企業とは
ブラック企業とは、そもそも何なのでしょうか。
定義が曖昧
ブラック企業と言う確かな定義は有りません。
なので、法律的にブラック企業を罰する方法もありません。
ですが、大抵の場合は労働基準法に違反している場合が殆どです。
労働基準法には雇用主(会社)と労働者が公平である事や、人としての生活を充たす必要がある事。
労働者の意思に反して労働を強制してはいけない事などがあります。
これらに違反しているのがブラック企業だと言えるでしょう。
社員の心身を大事にしているか
違反でないとしても、社員の心身を大事にしているかは最も大事な事だと思います。
危険な職場で安全策よりも仕事の効率を優先したり、仕事の成果を出すために過剰に残業させて疲弊させたり。
これらは社員使い捨てにする行為なので、今はブラック企業でなくても将来的には明らかなブラック企業になり果てます。
求人票の見るべきポイント
大抵の場合、ブラック企業は社員を使い捨てにします。
普通の企業と違い、使い捨てにしながら企業を存続させようとするので求人票に性質が出てしまっている場合が大半です。
業務内容は具体的に書かれているか
何のために募集していて、入社したらどの部門に配属されて何をするのか。
普通の会社であればキッチリ書けますが、後ろ暗い事が有ると書けません。
私の勤めた会社では
「プラスチック加工業。アットホームな会社です。やる気のある人を募集しています。未経験でも丁寧に仕事を教えます。」
とだけ書かれていました。
中小企業では人事部門の能力が高くなくて求人票がキッチリ掛けない場合もありますので一概に曖昧だからブラック企業では無いです。
しかし、キッチリ掛けていなければ危険だと考えて良いです。
給与は同業他社と同じぐらいか
労働条件が良くないので、常に人材不足の状態のはずです。
給与は誰しも会社を決めるうえで優先的に見る部分です。
この給与面が同業他社より多い場合はかなり危険です。
労働条件が辛いか、書かれていない残業があるか、何か危険な作業に対する手当がつくのかもしれません。
給与に関して何か追記事項が無いかも一緒に確認して、不自然に多い場合はブラック企業の可能性が高いです。
採用人数が多すぎないか
普通の会社が事業を拡大するでもないのに大量に採用するのは怪しいです。
多めに採用して使い捨てるか、篩にかけるつもりかもしれません。
人が働く期間は定年までで40年ぐらいです。
途中退職者が全く出ない会社も無いので、退職者が出た場合も考慮に入れると。
会社の規模が50人未満の場合は募集人数は2人~3人位まででしょう。
(定年退職予定者の引継ぎ1名、途中退職者の補充1名ぐらい)
この規模で5人とか6人になってきた場合は怪しい事になります。
的確に見抜くには
求人票だけでは確実にブラック企業かを判断するのは決め手に欠けます。
選び放題の状況なら、怪しい企業はパスすれば済みます。
そうでない場合は、面接時の初めて会社に赴く際に確認しましょう。
面接時に曖昧な部分は全て聞く
求人票の見るべきポイントで怪しいと思った部分は面接時に全て確認しましょう。
この際、求人票の写しは必ず持参しましょう。
企業によっては「そんな事は書いていない」とか言い出すところもあります。
労働時間と給与は書いてある通りか。
自分が採用されたら、どの部門でどんな仕事をするのか。
有給はどれくらい取れるのか。
普通の企業は積極的に聞くのを働く気があるとして評価します。
当然はっきり答えてくれるはずです。
ブラック企業は曖昧に答えるか聞かれるだけで嫌な顔をされたりします。
これから働くのですから憂いを残さないように質問しておきましょう。
職場を案内してくれるか
大抵の企業は面接時に職場を案内してくれると思います。
案内してくれなかった場合は、職場に問題があると考えて良いです。
また、案内してくれた場合でも作業場の雰囲気に違和感が無いか確認しておきましょう。
仕事をしている従業員の顔色に問題(疲労していたり生気が無い)か。
従業員とすれ違ったら挨拶してくれるか等。
従業員の状態が良くない会社に入社すれば自分も同じように状態になってしまいます。
まとめ:ブラック企業は求人の内容で見抜ける
- ブラック企業に定義は無いが労働基準法違反が多い
- 求人票で怪しい部分は解るが確実ではない
- 面接と職場案内で見極める
私は元来面倒臭がりなので、仕事は何でもいいと考えていました。
しかし、そう考えていては簡単に労働条件の悪いところに入ってしまいます。
ブラック企業かどうかより、自分が働き続けられるかが大事です。
それを見極める為にも求人票の選別に時間をかけ、二度手間になろうとも面接時には気が済むまで質問するべきです。
私の場合は身に危険を感じて2ヶ月で退職しました。
しかし、何度も退職を繰り返すよりは、しっかり見極めて就職する事をお勧めします。
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