怒られるのには理由が有ります。
しかし、怒られやすい人と怒られ難い人が居るのも事実です。
私も会議等で他の部署と居る時に、上司から怒られやすい人と怒られても上手く切り抜ける人を見ます。
両者には明らかな違いが有ります。
怒られやすい人は何が問題なのでしょうか。
怒られた時の対象法と上手い切り抜け方はどうするのでしょうか。
何故怒られるのか
理由があるから怒られるはずですが、理由が無い時もあります。
怒る事そのものは感情なので防ぐことはできません。
問題点を指摘されている
仕事の問題点を指摘する時に怒ってしまう上司です。
叱るのと怒るのは違います。
上司が上手く伝えられなくて歯がゆくて怒ってしまう場合。
上司にとっては常識で出来ない理由が解らない場合等に感情的になって怒ってしまっています。
怒りの感情の出初めに問題点があるので問題点を解決するか解決策の提示で収まります。
いわれのない怒りもある
どんなに問題対策しても粗探しされて怒られたりする場合が有ります。
理由が無くても怒られる状態です。
上司によっては細かく重箱の隅を楊枝でほじくる様に調べて怒る人もいますが、大抵は怒ってストレス発散したいだけです。
この場合、怒られるのはいつも同じ人である事が多いです。
これは、怒られやすい特徴の人と一致します。
怒られやすい人の特徴
誰でも彼でも怒られる訳ではありません。
問題を起こした場合でも怒られ易い人と、そうでない人が居ます。
言い訳から始める
問題を指摘された時に言い訳=自分のせいではないを先に話す人が居ます。
これは、言い訳=もっと怒って下さいです。
上司が「何故~なんだ」と怒り出した時、理由は聞いていません。
これは「~するな」と言う意味です。
文章的には質問している風ですが、質問している訳ではありません。
理由を言う=言い訳になってしまいます。
上司が質問口調で怒ってきた時は質問では無いので普通に回答した時点でアウトです。
謝るだけになっている
ただただ謝るだけの人もいます。
問題を指摘している側からすると次からどうするのかを知りたいので謝罪だけされても困ります。
そのため、次からどうするのかの会話を引き出すために怒っている時間が引き延ばされます。
また、ストレス発散したい人にとっては「私は怒っても抵抗しないので次からも怒って下さい」と言うメッセージになります。
怒られやすい人の大半は、この状態です。
謝るだけでは、怒られる機会を増やすだけです。
怒られたときの対処方
では、怒られた時はどうするべきなのでしょうか。
基本は対策を話すです。
謝る→対策のセットで
謝ってから対策を話す事で相手に「次から同じ失敗はしない」と示します。
「申し訳ありません。次から~の様にして再発防止に努めます」
のような形です。
対策を話すのは反省している事を相手に示す唯一の手段です。
逆に言い訳は反省していない事を示してしまいます。
対策を話せば、それが不十分だったとしても上司から
「もっと、こういう風にしてほしい」
と言う会話を引き出せます。
その後、上司の言うとおりにして失敗しても言い出した上司は怒り難くなります(自分が言った本人なので)
上司の言うとおりにして失敗した場合でも、謝ってから対策を話しましょう。
そうする事で上司も巻き込んだ対策のスパイラルを作れます。
上司が関わっていれば、上司も当事者になるので良い案を出してもらえます。
「言うとおりにやったのですが」は言い訳なので更に怒られます。
前述のとおり上司は理由は聞いていませんので気を付けてください。
対策を話してもダメなら質問する
謝ってから対策を話しても怒り続ける上司も居ます。
ここまでくると八つ当たりもあり得ますが、対策が有ります。
この場合は相手に良い案が無いか聞きましょう。
「自分としては他に方法が思いつかないのですが、どうすれば良いですか」
です。
対策しようとする姿勢に対して真摯な相手を責め続けるのは難しいです。
いわゆる逆質問なので更に怒る上司も居ます。
しかし、怒りたいだけの上司は怒ると面倒臭い相手は怒りたがりません。
毎回対策後に怒り続けたら質問されると上司の怒りの矛先は別の面倒臭くない相手に向く様になります。
「こいつは怒ると面倒」
と思わせるのが良いです。
怒っている相手に言い返すのが難しいと思うかもしれませんが、仕事を良くしたいと考えるなら上司に質問するのは当然の事です。
言い返した訳では無く、ただ質問するだけと思いましょう。
まとめ:上司に怒られた時には対処方がある
- 問題が有るから怒られるが、意味もなく怒られる時もある
- 言い訳したり謝るだけでは怒られ続ける
- 謝る→対策を話すで対話に持ち込む
- それでも駄目なら逆質問する
私たちは人なので感情を無しに生きる事は出来ません。
そして、上司も人間です。怒りたいときもあるでしょう。
なので、せめて怒りの矛先が自分に集中しないようにするのが得策です。
謝り続けたり、言い訳し続けては怒られに会社に行くようなものです。
あなたが対策を話そうと思えば「次からどうするべきか」に考えが集中するはずです。
仕事で問題が有った時に大事なのは、この「次からどうするべきか」です。
怒られない立ち振る舞いは、あなたを成長させるので対策に集中するのをお勧めします。
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