年始と言えば年賀状です。
私の両親も12月半ばに入ると年賀状を山の様に作成します。
それだけ付き合いが有ると言うのは良い事です。
しかし、昨今は社外での付き合いと言うのは好まれない場合も多いです。
年賀状も出す出さないは元より受け取ってうれしい人ばかりでもない様です。
喜ばれないかもしれない年賀状は、どうするべきでしょうか。
上司にはとりあえず出しておくべきなのでしょうか。
年賀状は社外での付き合いを生む
上司の中には会社外で社内の人間と親交を持つのを避ける人が居ます。
また、単純に手紙のやり取りを嫌う人も居ます。
上司は1人を特別扱い出来ない
上司は手紙のやり取りに限らず、社外での部下との付き合いを避ける場合が有ります。
理由は社外での付き合いが有る部下だけが特別扱いとなってしまわない為です。
上司も一人の人間です。会社とプライベートは違うと解っています。
しかし、それ以上に人間が社外とプライベートを感情的には正しく区別出来ない事も解っているのです。
社外で親交が有る部下を他の部下と同じように扱うのは難しいでしょう。
部下の方も、他の同僚と同じ気持ちで上司と向き合うのは難しくなるはずです。
特別扱いを避けるために上司は全員と年賀状のやり取りをするか、全くしないかを選択します。
私も大半の上司に「年賀状は要らない」と言われてきました。
社外での交流を避けたがっている上司に年賀状を出すのはメリットが有りません。
やり取りが仕事になる
誰しも休みの日にまで仕事の事を考えるのは億劫です。
上司も同じです。
年賀状に限らず、手紙は返信しないと失礼かなと思うものです。
しかも毎日顔を合わせる部下からなら尚更です。
なので、返信しないといけないと考え嫌々返信される場合が有ります。
年賀状の返信と言う仕事が増えたのと同じです。
しかも、来年も出さないといけないと言うオマケ付きです。
余程、親しい上司でない限りは仕事と受け取られてしまうでしょう。
上司に出した方が良いのか
出すべきだと言う意見も、受け取ると嬉しいと言う意見もあります。
しかし、自分の上司がそう思っているかどうかは聞いてみないと解りません。
会社に年賀状を出し合う習慣が有るか
会社に、お互いに年賀状を出し合う習慣が有るなら出さないと失礼になります。
上司や先輩から年賀状の準備を促される様な会社では、コミュニケーションの一環として年賀状が使われているという事です。
これは社内共通の認知(緩いルール)なので、従わないのは社内の人間関係で不利益をこうむります。
この状況なら迷わず出すべきでしょう。
ただし、誰までに出すべきなのかを確認する必要はあります。
年賀状を出すと言う仕事なのですから、ルールを確認して正しく行いましょう。
上司に確認してから出す
一方、年賀状を出し合う習慣のない会社の場合はどうでしょうか。
この場合は、上司に確認するのが手っ取り早いでしょう。
私の様に断られるかも知れませんし、どっちでも良いと答えられるかもしれません。
これからも付き合いの続く上司なので、相手の意向を尊重する方が今後の関係は良好になります。
世間一般が出せと言うから出すのではなく、相手の実情に合わせて出すか出さないか決める方が良いでしょう。
まとめ:上司に年賀状を出すかは上司の趣向次第
- 社外の付き合いを好まない上司も居る
- 出す習慣のある会社なら出すべき
- 本人に確認するのが良い
人付き合いは相手との距離感を間違わない配慮が必要です。
先にも書いた通り、上司は部下の一人を特別扱いは出来ません。
部下の一人とだけ親しくすると、公平を欠いてしまいます。
その状態で、部署の規律を守るのは難しいのです。
ここまで読んで「そんな大層な」と思う人も居るかも知れません。
しかし、実際に年賀状を貰いたくない上司は結構います。
年末の折に「年賀状って出すべきですか」と一言聞けば、上司の考え方が解るでしょう。
あなたが良い部下を目指すなら、上司の考えに共感してあげてください。
コメントを残す