最初は誰でも失敗します。仕事の事となれば、初めての事ばかりなので失敗するのが常です。
そんな時上司に「何故出来ないのか」と問われて理由を説明すると「言い訳するな」と言われた経験が有るかもしれません。
その時に「言い訳したわけではない」と思ったことがありませんか?
有るとしたら、言い訳だと判断されたのは何故なのか。どうすれば良かったのでしょうか。
・言い訳と原因の違い
外部環境や内面的な要因=言い訳
今、この瞬間の自分に関係ない事は全て言い訳になります。
その為、上司の「なぜ出来ないのか」に対して周りの状態(外部環境)を答えると問答無用で言い訳になります。
例えば「周りがうるさくて」「他の作業があって」等です。
自分の事だとしても思い込み等の内面的な要因も今の状態と関係ないので言い訳として取られます。
例えば「自分はこの作業が苦手で」「昔から向いてなくて」等です。
これらは原因ではありません。
今の自分の状態=原因
失敗する。その瞬間には「自分がこうしていれば失敗しなかった」が存在するはずです。それが本当の原因です。
大切なのは自分が何をすれば良かったかだけです。
極端な話ですが他人が失敗する時でも「自分がこうしていれば失敗しなかった」が存在するなら、あなたも原因の一つです。
この場合は、あなたが助けなかったのが原因の一つになっているという事です。
・常に結果を求められている
上司の「なぜ出来ない」は理由を聞いていない
上司のこの言葉は出来ない理由を聞いているのではありません。
どうやったら出来るのかと聞いているのです。
つまり解決策は解っているのかと問うています。
「次からは、〇〇(解決策)の様にして同じ失敗を繰り返さない様にします」
と答えるのが最適になります。
原因追及は結果を出すため
失敗した原因を追究するのは結果を出すためです。
上司は結果しか評価しません。
なので、原因を追究するのは失敗した人の義務です。
失敗したら、「自分がこうしていれば失敗しなかった」を追究する必要が有ります。
・対策:結果に繋げるには
自分に言い訳しない
外部環境や内面的な要因を自分に対して正当化すると、原因を追究する必要が無いと言う理由が出来上がります。
この状態が自分に言い訳している状態です。
(苦手だから出来る訳が無い。他の作業が有ったから出来ない。等)
こうなると、原因について考える事が出来なくなります。
人によっては無意識的に自分に対して正当化してしまっている事もあります。
外部環境の事や内面的な事を考えていないか、振り返ってみましょう。
無意識に行っている様なら、
「自分が何をすれば解決するか」
だけを考える様にしましょう。
会社なので、上司に相談するのも良いです。
次はどうするか、だけを考える
原因の追究も結果を出すのに大事ですが、結果に繋げるには行動の方が大事です。
本当にどうするべきか解らない時は「次に同じことをする前に上司に相談しよう」と考えるのも有りです。
よほど何回も同じ事を聞くのでない限りは上司の側も相談してくれる方が指導しやすいです。
指導を受ける際も、指導の内容を否定したりせずに「次は自分が指導の内容通りにすれば良い」と受け止めましょう。
・まとめ:入社一年目に知っておくべき事
- 人は無意識に言い訳している時がある
- 自分に言い訳すると成長が止まる
- 失敗したら次からどうするか
- 自分に出来る事に集中する
失敗するのも注意されるのも快い人は居ません。
ですが、言い訳は失敗から逃げる行為です。
逃げていては成長できません。
言い訳ではなく対策を考える様にしていきましょう。
前向きな考え方とは、失敗した時は改善案だけ考えている状態です。
前向きであれば、どんな失敗も乗り越え成長していけます。
この記事以外の新入社員が初めて仕事をする際に気を付ける事をまとめた記事が、こちらになります。
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