部下の退職は何が原因?不満を無くして転職を防ぐコツや方法はある?

部下の退職は何が原因?不満を無くして転職を防ぐコツや方法はある?

部下が退職を切り出してきた時。

その時には既に手遅れの場合が多く、上司として打てる手は少ないと思います。

 

部下との面談において、最もよく聞かれるのが勤務時間の事です。

具体的には残業、休日出勤、有給休暇についてです。

 

特に若い部下は、皆が思っている以上に早く帰りたい、休みがもっと欲しいと思っています。

 

ここでは、部下に退職を切り出されない様にする部署の改善方法を書いています。

 

退職の原因

 

退職するという事は転職とセットです。

部下が転職したくなる原因には作業時間が長いのが理由の一つになります。

 

有給休暇が取り難い

 

そもそも日本の企業は有給休暇の取得率が低いです。

 

世界30ヶ国を対象にした調査有給休暇取得率の調査では3年連続で日本が最下位です。

(最下位じゃない時でも下から2番目です)

 

また、取得率は50%となっています。

下から二番目のアメリカが71%なので、大差をつけて最下位になっています。

 

取得率が50%と言う事は、毎年10~20日の有給休暇が2年の保有期間を超過して消滅している事になります。

実際、この事は弊社でも疑問を抱いている部下が少なくありませんでした。

 

転職活動の重要項目

 

転職活動の時に再就職先の重要項目として、有給休暇が取り易い事を上げている求職者が第一位となっています。

これは、前の会社は有給休暇が取り難かったのが不満だったと言っているのと同義です。

 

上司が退職時に面談を行った際に理由として言われるのは。

「職場の人間関係」「仕事内容が自分に合わない」「給与が少ない」

等が多いと思います。

しかし、実際のデータから見ると理由は別の所にあったと考えて良いです。

 

更に、人間関係と給与に関しては休みが多く取れると改善されます。

休みが多いと疲れが溜まり難く、結果として人間関係は良好な状態になります。

そして、休みが多いと働いている時間当たりの給料は高くなるので、給料が少ない事に対しての不満も出難くなります。

 

結果として、有給休暇を十分に取得してもらう方が退職し難くなると言えます。

 

退職され難い職場作り

 

退職理由の一つが有給休暇が取得し難い事なら取り易くするしかありません。

取り難い原因は社風の問題でしょうか?

そうでないなら、原因は上司にあるかもしれません。

 

会社の就業規則

 

会社の就業規則に、年次有給休暇の事が掛かれていない所もないとは思います。

書かれている場合は、規則通りに有給休暇を取る権利があるという事です。

 

有給休暇に関する法律に関してはこちら。

 

 

就業規則上も法律上も問題ない状態だが自部署は有給休暇の取得率が悪い。

そういう場合、上司が有給を申し出難い部署の運営をしてしまっている可能性があります。

 

これは、退職する時に上司に責任があったことを意味します

同時に、上司には退職率を下げる手段がある事も意味しています。

 

 

罪悪感を無くす

 

部下が退職を申し出ない理由の一つは罪悪感です。

自分が休む事で仕事が忙しくなったり、他の人に迷惑が掛かるのではないかと考える訳です。

 

この罪悪感を取り払うには、休んでも問題の無い部署を作るしかありません

 

しかし、全く問題が無いと言う状態にするのは難しいです。

人手が十二分で一人ぐらい休んでも良い状態の会社と言うのは珍しいです。

特に、専門的な知識が必要な仕事を担当している部下が休むのは上司としても困るでしょう。

 

こういう問題点を改善して有給休暇を取得しやすくするのが上司の責任となります。

欠員が出た時の対策はこちらに書いてあります。

 

 

有給を使いやすくする方法

 

有給休暇を取得し易くするには、取得をシステム化する方が良いです。

皆が申し出やすいシステムを作るのが上司の仕事になります。

 

ルール化してしまう

 

ある日突然休まれるよりは、数日から数週間前から有給休暇の取得日が解っている方が対処しやすいです。

そこで、有給休暇の取得日をあらかじめ部下から募っておきます

 

具体的には一月先の勤務表を作成する際に部下の有給休暇取得日を盛り込んでおくという方法です。

交代制の勤務や、残業が必ずある等の場合は勤務表の作成が必須です。

その勤務表に有給取得日を盛り込んで作成します。

 

勤務表作成時に部下に有給を取得する日を同時に聞く事になりますが、この時に何日休んで良いかはあらかじめ指定しておきましょう。

最初は2ヶ月に1日程度から始めて、部署全体が欠員のフォローに慣れると共に月に1日、2日と増やすのが理想です。

 

月に2日有休を取れるようにすると年間24日の消化になるので、ベテラン社員でもほぼ全部消化できる計算になります。

ここまで来ると、もしもの時のために有給を残したい人も出てくるので全て使われることはなくなります。

 

また、若手の社員は有休が10日前後しかないので月1日消化できる様にするだけでも十分です。

先ずは月に1日有休が消化できる体制に持っていきましょう

 

休んだ時のフォロー

 

欠員が出る様になるので、休んだ時のフォローが必要になります。

部下同士でフォローし合えるのが理想ですが、難しい様なら上司がフォローに入りましょう

 

上司がフォローに入るのは、部下がフォローし合えない原因を調べて改善するのが目的です。

部下育成の要点を掴むのが主目的なので、永久にフォローに入り続けるのは問題です。

必ず、問題点を探して部下同士でフォローできるように改善していきましょう。

 

欠員が出るときに備えて普段から部下育成を絶やさない様にしておきましょう。

また、部下への仕事の引継ぎも順次行っておき上司が手を空けておくのも大切です。

上司も一緒に仕事をしているプレイングマネージャーの状態なら、その部分から改善していく必要があります。

 

 

上司が率先して休む

 

部下が有給を取り難い原因の一つに、上司が休んでいない事も考えられます。

ルール化した際は、上司もルール通りに休みましょう

 

普段から、実務を引き継いでいるなら一番手が空いているのは上司のはずです。

部署の運営が上手く行っていれば、上司が休むのが業務遂行には一番問題が起きにくい状態です。

逆に上司が休むと仕事が滞るなら、部下育成が不十分です。

 

上司の一番の仕事は部下を育成する事です。

もし上司のあなたが休む事が出来ないのなら、それは普段から部下育成をサボっていたという証明です。

今すぐ部下育成に力を入れ始めましょう。

 

また、上司が一度休んでみると問題点も解り易いというメリットがあります。

休んでいる間に発生した問題で対処されなかったものが、今後の部下育成の課題になります。

 

そういう問題点の早期発見にも有給を取得するのは役立ちます

これらのメリットからも上司は率先して休むべきです。

 

まとめ:部下の退職は何が原因か

 

  1. 部下には作業時間が長い事が原因で退職を考えられる
  2. 有給休暇の取得率は日本が一番悪い
  3. 有給休暇を取る事に罪悪感を抱いている社員が多い
  4. 有給休暇を取り易い部署にするのが上司の責任
  5. ルール化する時は上司が率先して有給を取得する

 

退職理由は他にも考えられますが、一番大きな理由の一つは勤務時間の長さです。

特に若手の社員は定時退勤でも勤務時間は長いと感じているのが現状です。

 

有給を適時取得できるようにして、部下の不満をあらかじめ解消しておくことで退職率を下げる事が出来ます。

退職を切り出されてから対処法を考えているようでは、その場しのぎにしかなりません。

 

退職率を下げるには働き易い環境を作るのが最善です。

問題点を改善するには真の原因に対策するのが基本です。

 

部下の退職理由を改善するために、上司として部署の改善に注力するのをお勧めします。

 

この記事以外の部下が辞め難い職場作りについて書いている記事は、こちらにまとめてあります。

 

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